岡田歯科医院
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〒740-0043
山口県岩国市保津町2-15-1-1
TEL: 0827-39- 0023


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当院では全顎矯正治療の手法として、チップエッジテクニックを導入しています。

【症例】
上顎左右犬歯の唇側転位を主訴として来院されました。いわゆる、「八重歯」の状態です。
この症例は歯を並べるスペースを確保するため、
上下左右の第一小臼歯(前から4番目の歯)を抜歯しています。
(写真 全顎矯正 1)

歯に装置を装着しました。(全顎矯正 2)

治療から約2年後の写真です。(全顎矯正 3)

保定装置はトゥースポジショナー(マウスピースのような装置)を日中4時間と夜間に使用していただきます。
保定期間は最低でも1年は必要です。気になるのは費用だと思いますが、この症例で50〜55万円です。
費用は症例によって異なります。お気軽にご相談ください。
矯正治療について日々研鑽すべく、年4回、私の所属しております福岡チップエッジ研究会の定例会に参加しております。


当院でのインプラント治療は京セラメディカルのPOIインプラントシステムを導入しております。

【症例】
右下臼歯部が3本欠損しています。
義歯を使用されていましたが、義歯の鉤(バネ)が右下第一小臼歯にかかっていたため、
その歯の動揺が次第に大きくなり、歯周病も悪化傾向にあります。
(写真 インプラント1)

右下臼歯部に3本インプラントを植立し、
エステニアクラウン(ハイブリッドセラミックス 白い被せ物)にて補綴しました。
後方に上顎からの咬合圧の支えができたおかげで、第一小臼歯の歯周病の悪化も止まりました。
(写真 インプラント2)
この症例のように、インプラントはそこで噛めるというだけではなく、
周囲の歯にかかっていた咬合による過大な力を本来の歯をまだ喪失していなかった時の状態に戻すことで、
周囲の歯を、歯周病や歯根破折で抜歯となることを未然に防いでくれます。
むしろ、後者のメリットの方が大きいのではないかと私自身感じております。
インプラント治療についてご要望・疑問等がございましたら、お気軽にお尋ねください。


当院では平成15年3月からレーザー治療を診療に取り入れてきました。
レーザー治療により、治療の幅が大きく広がりました。
レーザーで何ができるのか、患者さんにはよくわからない方が多いと思います。
そこで、レーザー治療について少しご説明します。


1.う蝕予防・治療
う蝕(むし歯)に対して炭酸ガスレーザーを使用すると、効果として、
虫歯の周りの歯質の無菌化や象牙質と呼ばれる歯の内側の部分の耐酸性が挙げられます。
ですが、むし歯治療で一般的に使われる回転切削器具(キーンと音のする、歯を削る器具)と比べると、
むし歯部分の除去に時間がかかることが欠点です。
また、一般的にレーザー照射した部分は詰め物の接着強さが低くなることも報告されています。
このようなこともあり、当院ではあまりむし歯の処置に対してレーザーは使用していませんが、
シーラント(乳歯の溝を埋めるむし歯の予防治療)をする前の殺菌目的での照射は積極的に行っています。
また、神経が露出してしまった場合に殺菌目的として露出した部分の周辺にレーザーを照射することはよくあります。

2.歯内療法(根っこの治療)
根管治療(神経の通っている管の治療)の際、根管内に照射することで、殺菌を行います。
通常は、根管内の消毒にはさまざまな消毒薬を使用しますが、レーザーはすべての菌種に有効です。
ですが、レーザーのみで100%の殺菌は難しいので、消毒薬との併用が望ましいです。
当院では無菌化が難しい症例に時々使用する程度です。

3.歯周治療
レーザーの歯周治療への効果としては、歯周ポケット内への照射による殺菌効果や
歯周ポケット内の上皮に照射してポケットの深さを減少させたりします。
また、歯周ポケットの現象だけでなく、歯肉の形を変えることも可能です。
麻酔をしなくとも治療が可能なことが多いのが大きな利点です。

4.疼痛緩和
知覚過敏で、露出した歯の根の部分にレーザー照射を行うことで、症状が改善する場合があります。
ただ、すべての症例で同じように効果が認められるわけではなく、
レーザー照射の直後から劇的に改善する症例もあれば、
繰り返し照射してもあまり効果が認められない症例もあります。

5.口腔外科
一口に口腔外科といっても、その使用方法はさまざまです。
例えば、レーザーメスとして外科小手術に使用することもできます。
レーザーには止血効果があり、また、レーザーで切除した創面は治癒が早く、感染しにくいという利点があります。
当院では、止血と治癒促進の目的で、永久歯抜歯後の創面に必ずレーザー照射を行っています。
このことで、術後感染もかなり生じにくくなっています。
インプラント手術においても、治癒促進、炎症や疼痛の緩和、歯肉の形の修正等で必ずと言っていいほど使用しています。
また、口内炎の治療では疼痛の軽減、治癒の促進で絶大な効果を発揮します。

6.その他
メラニン色素の沈着により、歯肉の色が黒くなっている症例にレーザー照射を行うと審美的に改善が認められます。
また、インレーやクラウンの型取りをするときに、歯肉の縁に照射することで、精密な型取りができます。





山口県岩国市の岡田歯科医院では、
MI治療(なるべく抜かない、削らない、神経を取らない治療)を念頭において常に治療を行っています。
あらゆる手段を使って歯質、歯髄、歯そのものを保存する事を試み、
抜歯してインプラントではなく、できるだけインプラント等に頼らない治療を目指しています。

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